グランドキャニオン国立公園

      2016/07/16


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「アメリカの国立公園」と聞いて、誰もが最初に思い浮かべる公園のひとつにグランドキャニオン国立公園があるのではないでしょうか。

ずっと行ってみたかった所が、車を走らせながらだんだん見えてきます。
あの赤や緑、茶褐色が幾重にも重なった美しい地層に、「ああ、この目で確かにあの景色を見ているんだ…」という実感で胸が一杯になりましました。

キャニオンとは渓谷です。
グランドキャニオンに行く前までは、写真を見ると高い山にあるように錯覚してしまうのですが、実際に見てみると “広大な地面の割れ目を見下ろしている”ことになります。

グランドキャニオンはもともと隆起した土地に、約4000万年前、コロラド川の浸食から始まったといわれています。

グランドキャニオンの写真や映像は、誰でも一度は 目にしたことがあるかもしれませんが、実際に見てみるとその広大さ、雄大さは圧巻の景色です。

数えきれないほどの年月をかけて浸食されていったことを思うと、自然の激しさや時間の概念がどこかに飛んでいってしまうほどの驚きでした。

でも、同時にそんな自然に抱かれていることの心地よさや神聖さに、ただただ、感動しました。

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グランドキャニオン底にはコロラド川の激しい流れがあり川下りを楽しむこともできます。

また、下まで降りるトレイルもあり、ロバで降りたり、 ガイドの話を聞きながら歩いたり、ヘリコプターで上から見るオプショナルツアーなどもあります。

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国立公園には色々な動物が住んでいますが、車を運転している途中、道路にエルフが数匹たむろしていました。
角が大きく、からだも想像したよりずっと大きくてびっくりしました。そのほか、野兎やリスにも出会うことができました。

グランドキャニオンへ車で来た場合、グランドキャニオンビレッジから東側は車で行くことができますが、西側はシャトルバスで行くか、歩いて行くようになります。

東側はデザートビュー、グランビューなどのポイント、西側はマーサ、ヤバパイなどのポイントで足をとめ写真をとりました。

ポイントには柵がない所や、あっても柵が低い所もありますので落下には十分注意が必要です。写真を撮るときに画面に気をとられて足元の注意を怠らないようにしてください。

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グランドキャニオンに一番近い大きな町といえばFlagstaff(フラッグスタッフ)になります。
ここにはたくさんのモーテル、飲食店があり一年中観光客でにぎわっています。

グランドキャニオン(サウスリム)に行くには、フラッグスタッフから180号線を北上しメインゲートに入る方法(約1時間半)と、89号線を北上して東側から入るルート(約2時間)があります。

メインゲートに通じる東の180号線から入るのもよいですが、東の89号線のルートは自然が一杯でまた違った景色が楽しめます。

こちらはネイティブアメリカンのナバホ族の居住区にあたり、赤茶けた大地や、そこに暮らす人々の家並みが見えたり、手作りのインディアンのアクセサリーを販売する屋台があったり…とネイティブな風景を見ることができます。

180号線のルートでは、メインゲートの手前のTsusayan(ツサヤン)という町に、ガソリンスタンドやコンビニ、モーテル、飲食店、土産店があります。私たちはこの町で朝食をとり、コンビニで飲み物やスナックなどを買って行きました。

グランドキャニオンの中には店があまりありませんが、サンドイッチやトルティヤラップ、サラダ、果物、飲み物、 土産物などを買うことができます。

訪れたことはないのですが、公園内には宿泊施設があり、そこから見える景色がすばらしいと聞いたことがあります。
早くから予約が必要でしょうが、泊まることができたら格別の体験になることでしょう。

私たちはチャンスがありませんでしたが、近くに泊まってグランドキャニオンの朝日と夕日をいつか見てみたい…と思っています。

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冬にグランドキャニオンを訪れる方は、予定を立てる前に天候に注意を払ってください。
というのも、クリスマス時期に日本から来た家族と訪れた時には、 雪が積もってまったく何も見えなかったからです。
公園内を運行するバスもかろうじて運転していて、道路に雪は雪が積もり、みんな用心して運転はとてもゆっくりで、何時間もかかってようやくフラッグスタッフに戻ってきました。

この時、町で食べたピザの味は忘れられないものになりました。寒さに凍えたからだに、アツアツの手作りピザはほんとうにおいしかったです。

雪になることは予測していたので、四輪駆動のレンタカーを借りてよかったと思いました。

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