ジョシュアツリー国立公園

      2016/07/16


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ジョシュアツリー国立公園は、ロサンゼルス国際空港 から東へ車でおよそ2時間半(約240キロ)のところにあります。

 

この国立公園の魅力は、 荒野にそびえる巨大な岩々と、珍しい形をしたジョシュアツリーの風景にあるといえます。

 

ゲートを抜けて車を走らせていくと、 周りの山とは違った大きな巨大な岩が ごろごろと 無造作に転がっている風景に出会います。
岩はとがったものが幾重にも束になっていたり、頂上近くに丸い岩が今にも落ちそうに取り残されていたり、
将棋の駒をガラガラと散らばらせたようなものあり、風化されて人頭の骸骨のように穴が空いていたり、
折り重なったシルエットが恐竜や亀のように見えるものなど、数えきれないほどの不思議な形をした岩に出会うことができます。

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ジョシュアツリーの木は大変面白い形をしています。

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高さは小さいものから、10メートルほどありそうなものもあり、幹はギザギサととがったものに覆われて、枝の先にはとがった緑の葉がついています。枝の形も不思議で、色々な方向にくねくねと曲がっています。

 

曲がった枝ばかりの木もあれば、まっすぐ上を目指しているものもあり、枝が下をむいてしょんぼりしていたり、下から上まで幹一本だけのものあり、一本の枝だけ異常に長く伸びて地面までつかえていたり・・・。一本一本の木が個性的で、 平原の中に間を開けて好き勝手に散らばっている様子は、 大自然でありながら、どこかの惑星にでもいるような感じがしました。

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気候は夏は大変熱く乾燥しているので、水は欠かせません。国立公園の中に入れば、売店はありません。
ハイキングに入った人が道に迷って行方不明になり捜索されていることも毎年のように起こっているそうです。

 

携帯の電波も届きませんので、メインの道から離れて歩く場合には、駐車場や目印になる山を定めたり、 ゲートで地図をもらいコースに沿って進むなど、 定期的に自分のいる位置を確認しておくようにしたほうが良いかと思います。

 

無造作に折り重なった巨大な岩と、不思議な形をしたジョシュアツリーの木が特徴的なジョシュアツリー国立公園。

 

 

ここはロッククライマーにも大変人気があるそうです。実際に岩山を登っているクライマーのグループがいたり(オプショナルツアーもあります)、ヨーロッパやカナダからわざわざクライミングをしに毎年やってくる人もいるそうです。

 

 

私は夫と日本から来た姪っ子とで、Ryan Mountain(ライアンマウンテン)へ山登りのハイキングをしました。

 

 

最初はゆるやかなのぼりで、人ともすれ違えるほどの道幅でしたが、途中からどんどん急になりました。

 

岩肌に生えている木が低木で下の景色がよく見えるため、高所が苦手な私は何度か断念しそうになりましたが、なんとか頂上までたどりつくことができました。

 

 

ジョシュアツリー国立公園では、ゲートで地図を渡してくれます。そこには色々な観光地点(view point)が記されています。

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ビューポイントの一つ、Keys View(キーズビュー)に足を運んでみました。

 

ここは南側のパームスプリングス(100以上のゴルフ場がある南カリフォルニア有数のリゾート地)やサルトン湖、きれいに区画された街並み、フリーウェイを走る車などががジオラマのように見えます。

 

宿泊はゲートの近くの町(町の名もジョシュアツリー)に泊まりました。

 

町はこじんまりしていて、 メインゲートから下りた道とハイウェイ62号線が 交差する地域で、モーテルや飲食店、土産物店などが集まっています。

 

オーガニック系の小さなスーパーマーケットがあったり、ベジタリアンのカフェがあったり、都会とは違った 穏やかな空気に包まれているように思いました。

 

 

私は夕刻の乗馬体験をしたのですが、ジョシュアツリーが点在する砂漠を馬に乗ってトコトコと行くのは、気持ちのよい体験でした。

 

インストラクターから操縦法を教わり、皆で一列に隊列を組んで行きました。

 

私たちの気配を察知したのか、野兎やプレーリードッグが足早に駆けていきます。
インストラクターは植物の種類を教えてくれたり、夕日を見たり、写真を撮る時間をとってくれたりしました。

 

 

ジョシュアツリー国立公園には専用のキャンプ地もあり、たくさんの車が止まっていました。

 

モーテルに泊まっていても、夜中にコヨーテの遠吠えがきこえました。星がきれいに見えて、流れ星も見えました。

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