アメリカのイースター!実際の過ごし方、服装、お菓子、注意点は?
2017/11/09
アメリカで春を告げる行事、といえば
イースター!
キリストの復活をお祝いするお祭りです。
・・・とは言ってみたものの、
何をするの?
なぜうさぎ?
イースターエッグの意味は?
・・・いろんな疑問がわいてきますよね。
そこで、アメリカ暮らし20年の私やすみんが、アメリカのイースターについてお伝えします。
イベント、イースターバニー、イースターエッグなど、店頭で実際に写真を撮ってきました。
イースターの楽しみ方を知りたい方、イースターに興味のある方のために詳しく解説いたします♪
イースターの時期にアメリカやハワイを訪れる方には、ショッピングモールの休業などの注意点もあります。
どうぞ最後まで、ごゆっくりお付き合いください(^-^)
さっそく、イースターの主なイベントや過ごし方からお伝えします。
2017年のイースターの由来や日にちを知りたい方は、下のもくじの6・7をクリックするとジャンプします↓
もくじ
イースターのイベントにはどんなものがある?
エッグハント
教会や地域のコミュニティなどが主催となって開かれるイベントです。
あらかじめカラーで色付けされた卵(イースターエッグ)やお菓子が公園の草の上に隠されています。スタートの合図でエッグハントがはじまります。
子供たちはキャーキャーとはしゃいで、卵を拾っては持参したバスケットやバケツに入れていきます。
「黄金の卵を見つけた子」や「一番多く拾った子」には特別な商品がある・・・という場合もあります。
プラスチック製の卵は中が空洞で、まん中で開くようになっています。
中にお菓子、小さなおもちゃ、シール、アクセサリー、コイン・・・などを入れます。
子供が卵を見つけた後、中を開けてサプライズで楽しめるようになっています。
エッグハントの会場には、空気が入った大きなすべり台やバルーン、シャボン玉などの遊び場があります。
飲み物やスナックも用意されていて、下(↓)のような催しものがあったりするんですよ。
ペイント&クラフト
タマゴやバスケット、フラワーポット(植木鉢)などに色付けするイベントもあります。シール、折り紙など、工作で遊べるコーナーもあります。
イースターのゲーム
エッグハントのほかに、色々なゲームがあります。
●エッグ&スプーン・レース
スプーンに卵を乗せて走り、早くゴールにたどり着いたもの勝ち!
●サックレース
大きい麻袋などを用意。
子供が中に入ってバッグのふちを両手でつかみ、ジャンプしながら前に進みます。早くゴールしたもの勝ち!
●イースターエッグ・タワーチャレンジ
エッグハントを行った後の、プラスチックの卵のカラを使います。プラスチックは真ん中で二つに割れるようになっているので、その半球部分を積み上げる競争。たおさずに高く積めたら勝ち!
イースター・バニーと記念撮影
うさぎのぬいぐるみを着たイースター・バニーとの撮影会です。
3月、4月になると、ショッピングモールで開かれていたりします。(有料・無料あり)
ここまで、イースターで開かれている子供向けのイベントについてお伝えしました。
次の章では、ファミリーや大人がイースターを楽しむ方法、過ごし方などについてお伝えします。
イースターでは何をするの?
イースターを過ごす方法は、次のようなものがあります。
- 家族や友人・親戚と過ごす
- 料理を作り、みんなで食事を楽しむ
- 自宅の庭でエッグハントをする
- 毎年、家族写真を撮る
- 教会のイースター・サービスに出席する
- 聖書を読んで意義を考えたり、語り合う
イースターの料理にはどんなものがあるの?
イースターのメニューや伝統的な食事には、次のようなものがあります。
- デビルド・エッグ(半分に切ったゆで卵の真ん中に黄身の詰め物)
- ハム(ハニーディジョンやフルーツソース)
- ラム(ロースト又はグリルなど)
- ホットクロスバンズ(十字架デザインのパン)
- ウサギの形のケーキ
時間帯は特別決まっていませんが、ランチ、アフタヌーン・ブランチ、ディナーなど、各自に合った時間帯で楽しまれています。
イースター・デザインの紙皿やナプキンなども売っています。
イースターの服装は?コスチュームってある?
イースターのコスチュームで、特に決まったものはありません。
エッグハントに来る子供を見ると、普通の服だったり、ハロウィンで着たお姫様ドレスや、キャラクターのコスチュームを着ている子もいます。
こちらの真ん中のチラシをご覧ください↓
赤ちゃんや女の子が着ているのは、ごく普通の服装です。
イースターのコスチュームでは、うさぎの耳カチューシャをつてけいる子もいます。
うさぎの耳は布製、厚紙の手作りでもオーケー!イースターバニーの耳カチューシャはお菓子と一緒にセットで売られています。
こちらはスイスのチョコレートメーカー、リンツのイースター限定のセット。カチューシャの耳が短めで、色もかわいい!
また、エッグハントのイベントでは、イースターエッグを入れるバケツやバスケットも必須です。
また、イースターで教会を訪れる際には、きちんとした服、露出がすくなく控えめな服装がよいとされています。
女の子はワンピース、男の子は襟付きのシャツなど、親子ともにきちんとした服装が多いです。
イースターのお菓子はどんなものがある?
3月になると、店頭にはチョコレートやマシュマロのお菓子が並びます。たまごサイズのお菓子、ウサギやひよこをかたどったものなど、とてもかわいいです。
リンツのチョコレートは、ゴールドバニーをはじめ、ひよこやニンジン、イースターエッグ型などがあります↓
大きいサイズのリンツ・ゴールデンバニーもあります↓
リンツのリンドールも、イースターバージョンのパッケージ↓
これらは、イースターバスケットを作る時に中に入れたり、お菓子皿に並べてイースターの間じゅう、楽しませてくれます。
2017年のイースターはいつ?向こう10年間の日にち
2017年 4月16日(日曜日)です。
イースターの日にちを定める基準は、
春分の日から最初の満月のある、次の日曜日
となっています。
そのため、毎年日にちが異なります。だいたい、3月22日から4月25日の間となっています。
2018年以降のイースターの日にちは、このようになっています。
- 2018年 4月1日
- 2019年 4月21日
- 2020年 4月12日
- 2021年 4月4日
- 2022年 4月17日
- 2023年 4月9日
- 2024年 3月31日
- 2025年 4月20日
- 2026年 4月5日
- 2027年 3月28日
イースターの由来
イエス・キリストは弟子ユダの裏切りにあい、十字架にかけられました。その際、「三日後に復活する」との予言を遺して亡くなります
三日後、キリストは予言通り復活。
たくさんの奇跡を起こしたキリストの、最大の奇跡といわれています。
イースター(復活祭)は、キリストの復活を祝い、記念する日。キリスト教では、最も重要な日とされています。
イースターという言葉は、春の女神・エオストレ(Eostre)が由来になったという説があります。
春は寒い冬を越えて、新しい自然の息吹や誕生に満あふれる季節。そんな春を迎える喜びが、いつしかイエス・キリストの復活の日と重なり、この時期の行事になっていったようです。
また、毎週日曜日には必ず教会へ行くキリスト教信者の多いアメリカ。
この日は聖書を読んで、キリストが払った犠牲の意味や意義について考える日でもあります。
イースターになぜうさぎ?卵の意味は?
イースターに欠かせないものといったら、タマゴとウサギ。
「イースター・エッグ」と「イースター・バニー」の由来や意味には、次のようなことがいわれています。
中世ではイースター前の9週間は、鳥のタマゴを食べることが禁じられていました。それがイースターがあけるとともに解禁され、人々はタマゴを求めて野山を歩いたり、調理して食べました。
そんな風習が、イースター・エッグを生み出したとされています。
そんなイースター・エッグを運んでくるのが「イースター・バニー」。
ウサギがピョンピョンと飛び跳ねるイメージには、春の楽しさや躍動感に通じるものがあります。
ウサギはもともと多産で、豊かな命を生みだします。また、イタリアやフランスでは、ウサギは教会の鐘が運んでくるもの、とされています。
静のタマゴと、動のウサギ。
キリストの復活や人々の風習、春のイメージが、イースターエッグとイースターバニーを生み出したと考えられています。
ウサギやタマゴの他に、イースターのお菓子や関連商品で使われるモチーフには、次のようなものがあります。
- 野ウサギ、ニンジン
- ひよこ
- 巣、バスケット
- 小鳥
- 花・・・すみれ、ガーベラ、マーガレットなど
- 虫・・・チョウ、青虫、ハチ、テントウムシなど
- 緑・・・野原、草原、新緑
- 十字架
店頭では早くも2月からイースターの関連商品が並びます。
パステルカラーのイースターのモチーフを見ると、「もうすぐイースターだなぁ」とウキウキした気分になります。
イースターではどんな飾りつけをするの?
イースターでは、ウサギや卵をはじめ、様々なモチーフのグッズが売られています。
ウサギやたまごのモチーフのランチョンマットやナプキンに変えるだけでも雰囲気が出ます。
色付きの紙をたまご型に切り取り、つないで「Easter」や「ハッピーイースター」と書いて壁に飾ってもかわいい。
子供と共同作業をするとと、ステキなデコレーション飾りができますね。
イースター・バスケットの作り方
イースターバスケットは、お菓子やグッズが入ったバスケットのこと。イースターまで飾ったり、プレゼントしたりします。
バスケットは色々な大きさや素材があります。
こちらは、ギフト袋とティシューのセット。中にお菓子を入れて、カンタンに作ることができます。
イースターバスケットやギフトバッグの中に入れるのは、次のようなものがあります。
- キャンディ、チョコレートなどのお菓子
- 小さいおもちゃ
- クレヨン
- ステッカー
- 文具
- ビーズやおしゃれグッズ
- DVD
ここまで、イースターの楽しみ方やイベントについてお伝えしました。
次に、3月、4月のイースターの日にハワイやアメリカに滞在している方が知っておくべきことをまとめました。
旅行者が知っておくべきこと
アメリカでは、イースター当日はショッピングセンターやレストラン、商店は休業するところが多いです。
ショッピングを計画されている場合には、事前に営業の有無や時間(短縮して営業の場合あり)を確認してお出掛けすることをおすすめします。
営業の有無を〇△✖で分けると、次のようになります。
場所によって違ってきますので、確実なものではありません。(個別には必ずウェブサイト等で事前に確認してください)
〇ウォルマート
✖ターゲット
✖コスコ
〇食品スーパー
〇コンビニ・ガソリンスタンド
△レストラン(場所・店によって異なる)
ハワイのショッピングセンターやお店の休業・営業時間は、
↓ こちらの記事で詳しくチェックできます♪
ハワイ4月のお買い物、イースター日の休業・時間変更にご注意下さい
ハワイのショッピングセンター
アラモアナセンター(営業)
ロイヤルハワイアンセンター(営業)
ロイヤルハワイアンのイベント
ロイヤルハワイアンセンターでは、イースターバニー「アンティ・レレ」との無料撮影会があります。
●4月8日(土)と、4月15日(土)
13:30~2:30→中庭を散策
15:00~17:00→座って一緒に記念撮影会
●4月16日(日)11:00~14:00、15:00~17:00の時間帯で無料撮影会が行われます。
また、「スペシャル・ラッキーエッグ」キャンペーンでは、4月8日~4月16日までに計150とドル以上お買い上げのレシート持参でギフトカードが当たるチャンス!詳しくは中庭となりのゲストサービスへどうぞ。
まとめ
アメリカのイースターのイベント、過ごし方を中心に、服装やイースター・バスケットなどについてお伝えしました。
次のことがポイントになっています。
●イースターは、十字架にかけられたキリストが三日後に復活する、との予言通り復活したことを祝う行事。別名、復活祭。
●今年、2017年のイースターは4月16日です。
●イースターの日にちは、春分の日から最初の満月のある、次の日曜日とされています。
そのため毎年日にちは一定ではありませんが、何年先のイースターの日にちも知ることができます。
●イースターはキリストの復活を祝う行事であるとともに、暖かい春の訪れや自然の息吹を心躍らせる一番大きな春の行事です。
●イースターでは、多産で豊かな命の象徴として、うさぎ(イースターバニー)がモチーフになっています。
●おなじく、新しい命の誕生をキリストの復活になぞらえて、たまご(イースターエッグ)も欠かせないモチーフです。
●アメリカのイースターの過ごし方は、教会のサービスに出かけたり、子供とエッグハントに出かけたりするのが伝統的。また、家族や友人と家で食事をしたりして過ごすことも多いです。
●アメリカのイースターでは、店頭にカラフルでかわいいお菓子が並びます。子供たちもバスケットをもらうのを楽しみにしています。
●イースターはアメリカでは国の祝日ではありませんが、ショッピングモールやレストランでは休業するところがあります。お出掛けの際には、開店の有無や営業時間を確認して出かけるようにしましょう。
今日も、最後までおつきあいお読みいただき、ありがとうございました。
ウサギのようにホップ・ステップ・ジャンプして、飛躍の年度となりますように(*'ω'*)