ハワイのヤシの木、銀色の輪は何のため?幹の穴ぼこはどうして起こる?

      2017/11/10


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ハワイ旅行の間、よく目にする椰子の木。

その幹をよく見ると、銀の輪っかがついているのを、目にしたことはありませんか?

こんな感じの輪です。

銀色の金属?シート?リング・・・?

なんだか、よく分からないのだけど。

同時に、幹にたくさんの穴があいているのも見えます。

自然にできたものなのでしょうか?

ヤシの木の輪っか穴ぼこ、ちょと謎なので、調べてみました。

ハワイの小ネタ・豆知識に、

どうぞサクッとおつきあいくださいませ。

もくじ

銀の輪っかは何のため?

ヤシの木についている銀の輪っかは、ネズミなどのげっ歯類の生物が、木に登るのを避けるためのもの。

木に登ったネズミがココナッツをかじって下に落ち、下を通った人にナッツの実が当たったりなどして危害が加わるのを避けるためにつけられるのだそうです。

なるほど、10メートルを超える高いヤシから、実や葉などが落ちてくるととても危険です。

ネズミなどが木を登る際には、この銀の輪っかがあるためすべって上に登れない、というわけですね。

これは、ハワイだけではなく、カリフォルニアやフロリダ、オーストラリアなど各地のヤシの木でもつけられています。

そして、人への危害を加えるのを防ぐためだけではなく、

ネズミやリスが木に登って巣を作るのを防いだり、


木から屋根伝いに上がって家に侵入しないようにするため

・・・などの目的があるそうですよ。

この銀の輪っか、特定の名前ははっきりしないのですが、「ラット・ガード」や「メタル・シート(バンド)」などと呼ばれているようです。

そういえば、この銀の輪、公園や舗道、空港やダウンタウンなど、公共の場所でより多く目にしているように思います。

人に危害があるとそれはもちろん大問題なのですが、小さなことでもすぐに訴訟になるのがアメリカ。

そこはもうぬかりなく、ラットガードを張ってトラブルを回避しているのですね。

銀の輪っかについての話はここまで。
この後「管理人の独り言」に続いて、「ヤシの木の幹の穴ぼこの謎」についてお伝えします。

〇〇が害獣に効く⁈~管理人の独り言~

そういえば、

管理人がカリフォルニアに住んでいた頃、ねずみが屋根裏で巣を作って困ったことがありました。

それまでになかったことなのでどこから入ったのか不思議に思っていた頃、家の横にある木にネズミが伝い走りしていいるを見つけたんです。

それで、「あ~、木が成長して高くなり、枝が屋根にかかってそこからネズミが入ってきてたんだ」ということに気づきました。

近所の人にネズミが屋根裏にいて困っていると話すと、「ミントのエッセンシャルオイルが小動物に効く」と教えてくれました。

さっそくオーガニック食品・雑貨を売っている店で、ミントのエッセンシャルオイルを買ってきて屋根裏に上がりまいておくと、しばらくしてネズミの声がしなくなりました。

ネズミが木に登ることも、エッセンシャルオイルで小動物の侵入が防げることも知らなかったので、目からウロコでした(*´ω`*)

(ちなみに、オイルは混ぜ物のないエッセンシャルオイルがよいそうです)

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木の幹の穴ぼこの謎

トラブルを防ぐという理由で、銀の輪っか(ラットガード)以外にも、行われてことがあります。

それは、枝葉のトリミング

古い葉が風に揺られて落ちたりするのを防ぐため、定期的にトリミングされます。

ヤシの葉はかなり大きくて鋭く、2メートルを超えるものもあります。また、葉の根元の部分は固くてトゲがあるので、落ちてくるととても危険。

枯れたヤシの葉が垂れ下がっているのは見かけもよくないので、その前にカットしようというわけです。

それには、トリミングの木登りに精通した人が、こんな高い所にサクサクと登って、スッパスッパと枝を切っています。

あっという間に上まで登り、数分のうちに枝をカットして降りてくる。めちゃめちゃ、カッコよかったです!

木の登り方にはいくつか方法があるようですが、その一つに、靴にスパイクをつけて登る方法があります。

そのスパイク、鉄のような金属でできていて、足の内側にナイフのようなものがついています。

スパイクのナイフがついた内側部分を幹のほうに向け、突き刺しながら登っていきます。


動画の1:05付近と、2:16付近で、スパイクを幹にさしている様子が分かります。

スパイクの跡が幹に一直線についた幹。

幹についている穴、てっきり虫食いや鳥など自然の作用でできたものと思っていたら、人の手(いや、足!)によるものだったんですね。

まとめ

今回は、ヤシの木の「銀の輪っか」と「穴ぼこ」の謎についてお伝えしました。

ヤシの木の銀の輪っかは、「ラット・ガード」や「メタル・シート(バンド)」などと呼ばれ、ネズミなどが上に登れないようにするためにつけられていることが分かりました。

木に登ったネズミがココナッツをかじって下に落ち、下を通った人にナッツの実が当たると危ないですからね。

また、成長したヤシの葉などは、人が上に登って刈り取り・トリミングを行っています。

人が上に登る際に、靴にとがったナイフのようなスパイクをつけるため、その後が幹について穴ぼこになっていることが分かりました。

いつも美しく整備されているハワイの植栽。たくさんの人手と予算がかけられているんですね。

そんなハワイで、ぜひステキなバケーションを☆彡

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