パールハーバーの太平洋航空博物館に行ってみました!
2017/11/08
ハワイ、オアフ島の太平洋航空博物館に行ってきました!
こちらは別名、
パシフィック・アビエイション・ミュージアム
Pacific Aviation Museum
アリゾナ記念館や戦艦ミズーリ記念館と合わせて、パールハーバーの人気の観光地です。
2006年のオープンから、ハワイという日本人にとっても手軽に行ける地域にある大きな航空博物館として、人気を集めています。
第二次世界大戦時の日本の零戦から、ごく最近まで使われていたようなF15機まで、新旧の貴重な飛行機を見ることができます。
真珠湾攻撃の当時の建物がそのままミュージアムになっていて、飛行機ファンばかりでなく、歴史をかえりみる上でも貴重な展示があります。
さっそく太平洋航空博物館行ってみました。
今回は、航空機コレクションを中心にレポートします。
もくじ
博物館・格納庫37
太平洋航空博物館は、パールハーバー・ビジターセンターでチケットを購入し、シャトルバスに乗っていきます。
緑色のロバーツのバスに乗ります。
シャトルバスの中からは撮影禁止になっています。
フォード島へ向かうフォード橋はパールハーパーの海の中道といった感じで、車窓からの長めがとても美しいです。
右側にはアリゾナ記念館と戦艦ミズーリ、左側にはアイエアとパールシティの町並みが広がっています。
いつも思うのですが、海軍はアメリカの本当に美しい海のエリアを独占しています(笑)。
フォード島に向かうこの風景は、カリフォルニア・サンディエゴのコロナド島の風景に似ていて、ほんの数分ですが美しい湾の景色を眺められます。
バールハーバー・ビジターセンターを出発して10分ほどで戦艦ミズーリ記念館に着いた後、太平洋航空博物館に向かいます。
ただっ広い平原のようなフォード島を走ること数分、紅白の48メートルの管制塔を目印にした博物館の建物が見えてきます。
格納庫37が博物館、その横79番が復元庫になっています。
37番格納庫では主に、第二次世界大戦時の展示があります。
ここでは、真珠湾攻撃にまつわる12分の英語の映像が見られます。
また、第二次世界大戦時の日本の零戦機が展示されています。映画「永遠の0」の現実の世界を見るようです。
日本軍の空母・飛龍のジオラマをみたり、操縦席に乗って飛行シミュレーター体験をすることができます。
航空機コレクション
今回は軍用機に詳しい友人にエスコートをお願いし、解説してもらいながら進んでいきました。
F-15 イーグル
私 「入口にあるので目を惹きます。けっこう人気があるということなんでしょうか?」
友 「今でも海軍の現役です。長距離飛行ができ、音速・マック2の早さがあります」
SH-3 シーキング
私 「これはヘリコプターですね」
友 「これは、Sea King というヘリコプターで、セコウスキー社の製作です。海軍のヘリで1960年代、ジョン・F・ケネデイ大統領の時代にデビューしました。敵の潜水艦を探したりしていました」
私 「古いんですね。でもなんか親近感があります」
友 「現在でも同じモデルのヘリが大統領機HM-1として使われています」
私 「おお!それです!オバマさんとかブッシュさんがホワイトハウスに着いて、犬と一緒に出てきて軍人さんに敬礼してました」
友 「そうです。今はトランプ大統領になってますが」
私 「半世紀以上前にデビューしたものが今も使われているって、信頼できる機種ということなんですかね?」
友 「大きくて広いし、使い勝手がいいみたいです」
UH-1 コブラ
私 「昔の飛行機とか、よくこんな顔がペイントされていますよね」
友 「マリンコー(海兵隊)のヘリです。1960年代中期にデビューしました。今でも海兵隊で使われています。今のはトップのブレード(羽根)は4つなので早いですよ」
AH-1 キオワ
友 「これは、1980年代、陸軍によって使われたヘリです」
私 「さっきのに比べると新しいぶん、羽根が4つになっているんですね。なんか、羽根の上に潜水ヘルメットみたいなのがついてますが」
友 「これがカメラになっています。360度ぐるっと回るので、周りが見やすくなっています」
F-5 タイガー
友 「これは韓国の空軍機で、F-5 タイガーといいます。1970年代、ノースラップ社の製作です」
私 「いろんな国に売ってるんですね」
F-4 ファントム
私 「カモフラージュ柄の飛行機って、やっぱり古いイメージがあります」
友 「1960年代に使われました。当時は最速で、陸・海・空・マリンコーで採用されました。20世紀のベスト機種と言われています」
ミグ21
友 「これはロシア製の飛行機で、北朝鮮に売ったものだと思われます」
C-47 トランスポート
友 「これは、1940~50年代に使われたダグラス社製の輸送機です。人やいろんな物資を載せて運びました」
私 「旅客機みたいな顔ですね」
友 「初期の旅客機はこのようなプロペラ機でしたよ」
1920年代の空軍機
私 「軍用機にしてはカラフルですね」
友 「こちらの飛行機はアメリカ空軍と書かれていますが、ちょっと不明です。1920年代の古い飛行機です」
私 「ブログに載せるには、情報不足でした・・・(-_-;」
F-14D トムキャット
友 「こちらはご存知、1986年の映画『トップガン』で有名なF-14のシリーズ機種です。グラマン社によって作られたマルチファイターです」
私 「前から見ると一つ目で、なんだかディズニーのキャラクターみたいに見えます」
友 「ディズニーのキャラクターではないけど、『トムキャット』の愛称で呼ばれていました。1970年から2006年に引退するまで現役で活躍しました」
私 「なぜ、トムキャット、って愛称になったんですか?」
友 「グラマン社は代々、開発した軍用機に『◯◯キャット』というような、ネコ科の動物の愛称をつけていました。トムキャットには英語で、野良猫という意味があります。ワイルドでアグレッシブな野良猫をイメージして、クールでファンキーなキャラクターになりました」
私 「めっちゃカタカナ語で言うんで、ルー大柴みたいになってますよ(ー_ー;)」
私 「それにしても、なんか羽根がいっぱいあって重そうだし、こうして近づいてみると継ぎ目がいっぱいあるんですね。あっ、Blast(爆風)注意、って書いてるじゃないですか!めっちゃ、おっかないです!!」
友 「燃料は、JP-5というジェット燃料を使っています。普通の旅客機と同じです」
私 「いや、そういう問題じゃなくて、今にも火を吹きそうなこのエンジンが恐ろしいです。えーっと、なるべくエンジンから遠回りして、っと・・・(反対側へ渡る)」
友 「大丈夫です。エンジンは固定されていて、F-22のように動きません。そのため垂直に近いような飛行もできません。推力は空軍のF-22に劣ります。音速はマック2.5で、とても早いです・・・」
私 「わ、わかりました。もういいです・・・とっとと退散っと」
5トン・オシュコシュ製トラック
私 「あっ、こういうの好きです!ディズニーの『カーズ』に出てくる古いトラックのキャラクター『メーター』にどことなく似ていて、とても親近感があります」
友 「オシュコシュ社製の5トントラックです。See Bee(シー・ビー)という建設関係のトラックで、陸・海・マリンコーが使いました。オシュコシュ社は今でも、車高の高いトラックを作っています」
私 「オシュコシュって、あの可愛いアメリカの子供服『OSH-KOSH』ですか?」
友 「そう、子供服のオシュコシュです。ワイケレ・アウトレットモールにもお店がありますよね」
私 「マジですか?びっくりです。でも、カリフォルニアからベガスに行く途中で、オシュコシュのトラックにいっぱいすれ違いました」
友 「基地が近いと、隊列を組んで走る軍の車に出会うことが多いですね」
F-22 ラプター
こちらはF-22 Raptor、1997年デビューの空軍機です。
って言っても、この写真では判別不能ですが・・・。
もちろん、太平洋航空博物館にあるものではなく、ハワイで偶然写真を撮ったもの。
ホノルル空港で、たまに耳をつんざくような轟音を聞いたことはありませんか?そんな時はだいたい、戦闘機やミリタリーのカーゴ機なんだそうです。
ホノルル空港(現・ダニエル・K・イノウエ空港)はヒッカム空軍基地とシェアしているので、軍用機を目にすることも多いのです。
速度が早すぎて音は後から来るので、気づいた時には姿をとらえることはできませんが、見晴らしのよい所で見れたので写真を撮ってみました。
太平洋航空博物館の基本情報
●開館時間 午前8時~午後5時
券売所 午前7時~午後4時
休館日 1月1日、11月25日、12月25日
●入場料
大人 $25
4~12歳 $12
(ハワイ在住者はID提示で割引あり)
↓詳しい情報は、こちらでチェックできます
太平洋航空博物館
太平洋航空博物館の行き方と注意点
太平洋航空博物館へ行くには、パールハーバー・ビジターセンター(パールハーバー・ヒストリック・サイト)が観光の出発点になります。
こちらでチケットを購入し、シャトルバスに乗っていきます。また、海軍の基地内ですので、荷物制限などの注意点あります。
詳しくは、こちらでチェックできます
↓ ↓
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