ハワイの絶景ドライブコース!超おすすめのH3はココがすごい!
2017/11/10
楽しみなハワイ旅行!
レンタカーを借りて、オアフ島を車でドライブする準備は万端!
ハナウマベイ、ラニカイ、ノースショア・・・広がる景色を思いうかべるとワクワクですね。
そんなあなたへ、ハワイのおすすめドライブコースをご紹介します。
ガイドブックではほとんど書かれていないけど、インターステートH-3はとてもおすすめ!
なにより、H-3は全米で最もお金のかかった道路。
そして景色がすばらしいんです。
もくじ
H3のドライブコース
インターステートH-3(以下H3に省略)は、アロハスタジアムの近くのハラワ地区とカイルアを結ぶ高速道路です。
↓おすすめドライブコースは、こちらです。
まずワイキキを出発し、西方面へ向かいます。H1からH201、H3へ入り、東のカイルア方面が目的地。
カイルアでは、カイルア・ビーチパーク、ラニカイ・ビーチに足を伸ばしたり、ホールフーズ・マーケット近辺を散策します。
帰りは東周りで72号の海岸線を通ります。左手にサンディビーチやハナウマベイの海の景色を見ながらワイキキに帰るコースです。
ワイキキからカイルアへ行くには、パリ・ハイウェイを通る道もあるのですが、市バスが通ったり信号もあるので、ちょっと渋滞もあります。
おすすめのH3は遠回りだけど、時間的には10分程度の差でゆったりした景色とドライブが楽しめます。広々とした道路は、アメリカ本土のインターステートを走っているようなスムーズな感覚があります。
パリ・ハイウェイのヌアヌパリ展望台をすでに訪れたことのある方は、こちらの次はこちらのH3コースを通られてみてはいかがでしょう。
H3でどんな景色が見られるのか、ちょっとのぞいてみましょう。
H3の景色はココがすごい!
H3の景色のすごいところは、走っている間ずっと美しい景色が続くところです。景色のポイントは次の3つです。
山肌が近くに見える!
H3の一番の特徴は、山の景色が美しいことです。
↓コオラウ山脈の切り立った山肌が真横に見えて、迫力があります。
山の神や精霊・・・という言葉が浮かんできそうなスピリチュアルな雰囲気です。
緑が美しい!
きれいに刈り込まれた芝と白い幹が美しいです。手入れの良さも、インターステートならでは。
↓深い緑、鮮やかな緑、湿地の豊かな緑・・・。ヤシの木がジャングルのように見えたりするところなど、色々な森の表情が楽しめます。
湾の景色が美しい!
トンネルを抜けると、カネオヘ湾の景色が一気に飛び込んできます。
展望台から入り江が間近に見えます。
向こうに見えるカネオヘ基地の手前は広い池になっています。湖のように穏やかで、ヒスイのような乳白色をしています。
カイルア方面の出口は15番!
ざっと景色を見ていいただいたところで、ルートについてご案内します。
↓
H1では右側2車線を走行すると、H201へ分岐がスムーズです
↓
H201を走行後、一番右の車線からH3へ入ります
H3に乗ってからカイルアへの出口までは15分程度のドライブです。カイルアへの出口番号は15番を利用してください。
↓H3が終わりに近づいてくると、このように「14番出口・カイルア」の標識が目に入るのですがここでは降りずに、
↓ちょっと走ると「シーニック・ポイント」(景色の見えるところ)というサインがあるので、ここで横道にそれましょう。すると少し小高い丘からカネオヘ湾を眺められます。
シーニック・ポイントを出るとこのような標識があるので、右側の「15番出口・カネオヘ・ベイ」に進みます。(左のカネオヘMCBHは基地に直通するので、入らないように注意)
カイルアは住宅地の中を通る道が多く、警察も常にパトロールをしています。スピードを守って、また横断舗道に人が立っていたら停止して歩行者優先するようにしましょう。
全米一高額な道路はこうしてできた
インターステートH-3は、全長わずか15マイル(24km)。終点までは20分もすれば走れる距離です。
建設費はおよそ13億ドルで、1マイル当たりの建設費がアメリカで最も高額なインターステートの一つです。
13億ドルってどれくらい?
1ドル110円で換算すると、1430億円。
1kmあたりでは、およそ60億円です。
そういうと、あまり高額な感じはしないのですが、アメリカのインターステートの平均の建設費よりざっと4、5倍ほど多くかかっています。高い山の中を通し、橋ゲタやトンネルもあるので、無理もないことです。
(↓トランスフォーマーが眠っていそうな雰囲気のトンネル)
金額もさることながら、H3は計画が決まってから完成までの年月が37年もかかってしまったことがすごいのです。
H3を作った一番の目的は、パールハーバー・ヒッカムの海軍・空軍基地とカネオヘの海兵隊基地を結ぶこと。
1959年に道路が計画され、翌年1960年に建設が決まるも、地質調査や環境保護など数々の訴訟でストップします。
1986年、ダニエル・K・イノウエ上院議員(ホノルル空港はこの方の名前をとって改名しました)が主導して予算を獲得。すぐに工事が始まり1997年に完成しました。37年間のうち、半分近くの17年は工事が中断していたことになります。
ちなみに、13億ドルのうち、ハワイ州の負担は10%。あとの90%は合衆国の負担です。インターステート(州をつなぐ道路)といいつつ、ハワイ州だけで使っていますが。
この高くそびえるたくさんの橋ゲタを見るたびに、37年の間に費やした人々の汗と人知を想像して胸が熱くなります。人に道を作らせてくれたハワイの自然にも感謝。
ハワイのインターステートH-3。
ちなみに、カネオヘからワイキキへ帰る逆方向から乗っても、美しい景色を楽しめますよ。
1.3ビリオンダラーのモトとるために、高速道路、無料ですからぜひ絶景ドライブにお出掛けしてみては♪
↓H3の上空からの映像がこちらで見られます。