国際線飛行機の乗り継ぎ時間で観光はできる?ハワイならこうなる
2017/11/08
海外旅行の飛行機の乗り換えで、すごく時間が余ることってありませんか?
私はありますよ~
3時間くらいなら、空港内をウロウロして暇つぶしできそうです。
でも、4時間となると、
「せっかく海外にいるこの貴重な時間、何かできるんじゃないだろーか?!」
と悶々としそうです。
特にハワイでは、ハワイ島やマウイ島、カウアイ島など魅力的な島があます。
帰国便で、『離島→ホノルル→日本』と乗り継ぐ場合、遅延や欠航(振り替え)を見込んで、時間に余裕をもたせている場合が多いのです。
空港から外に出たいけど、出るのも怖い・・・
ハワイ・ホノルル空港の飛行機の乗り継ぎ時間で、何ができるか?はたまた、できないのか?
乗り継ぎに空いたビミョーな時間を、4時間としましょう。
4時間でできることをシミュレーションしてみます(^_^)
シミュレーションを始める前に、飛行機の便を仮に設定してみます。
(ハワイアン航空119便)
↓
ホノルル空港着 11:04
│
ホノルル空港発 15:25
(ハワイアン航空457便羽田行き)
赤字の間が、乗り継ぎ時間の4時間21分です。
これから、4時間でできることをシミュレーションしてみます。
もくじ
乗り継ぎ時間活用の交通手段
交通手段はタクシーです。
オアフ島は交通渋滞が多いです。
短い時間で効率よく周り、空港へ帰ってくるには、市バスやシャトルは不向きです。
乗り継ぎ時間の時間配分
先ほどの仮フライトの中継時間、11:04~15:25の間を活用する方法を考えてみたいと思います。
羽田行きHA457便にチェックインするために、出発2時間前の13:30にはホノルル空港に戻るようにします。
一気に2時間削られてしまい、活用できるのは11時すぎから13時30分までの、およそ2時間になってしまいました。
- 目的地と空港の移動・・往復約1時間
- 観光できる時間・・実質約1時間
4時間あったのに、観光できるのはたった1時間ですと!!
これを見ると、「う~ん、そうかぁ…」とちょっとがっくりした気持ちになります。
「もう少し、おまけしてくれない?」…そんな声が聞こえてきそうです。
でも、出発の2時間前にホノルル空港に戻っていただくことに、おまけはできませんよ(後で理由をお伝えしますね)。
その上で、限りなく時間短縮のための事前準備をシミュレーションしていきたいと思います。
まずは、ホノルル空港から距離的に行けそうな場所について、ピックアップしてみますね。
ホノルル空港から行けそうな場所
ホノルル空港から行けそうな場所を、なるべく近場で考えてみます。
- パールハーバー・ビジターセンター
- アロハスタジアムのスワップミート
- パールリッジセンター
- ワイケレ・プレミアム・アウトレット
- ダウンタウン~チャイナタウン
それぞれについて、ざっとご紹介します。
パールハーバー・ビジターセンター
距離的には、空港から車で約10分。
アリゾナ記念館に渡ることは時間的に無理ですが、パールハーバー・ビジターセンターの公園を散策、遠くからアリゾナ記念館を望み、ミュージアムを見学する程度なら、1時間でできます。
アリゾナ記念館の詳しい情報はこちらの記事でチェックできます
↓ ↓
パールハーバーの観光!料金・時間から予約、注意点まで詳しく解説
アリゾナ記念館の行き方からチケット予約、観光の仕方まで詳しく解説
アロハスタジアムのスワップミート
パールハーバー・ビジターセンターの少し先ですので、距離的には空港から10分ほど。
ただし、スワップミートの開催は、日時が限定されています。
(水・土)8:00-15:00、(日)6:30-15:00
アロハスタジアムのスワップミートは、衣料、雑貨、土産物などのテント屋台が並びます。
市場のようなものなので、品物的によいものを見つけられるというわけではありませんが、掘り出し物との出会いや、雰囲気を楽しむにはよいです。店がとても多いので1時間ではざっと見る程度になります。
パールリッジセンター
空港から車で20分程度。ハワイではアラモアナセンターに次ぐ大きさのショッピングモールです。
ハイブランドはありませんが、ROSS、T.J.Maxx、Forever21、Bath & Body Works、ジンボリー、HOLLISTER、ビクトリアズ・シークレット、メイシーズなどがあります。
広いので、ショップを限定して見る必要があります。
ワイケレ・プレミアム・アウトレット
ご存知、ハワイ唯一のアウトレットモール。
ホノルル空港からフリーウェイH1経由で渋滞がなければ15~20分程度で着きます。ブランドは、ケイト・スペード、コーチ、トリー・バーチ、マイケル・コーズ、Tumiなどがあります。
1時間程度まわるなら、お店を1、2店に絞る必要があります。また、ショップによっては入口で入場制限ができていることもありますので、思わぬ時間のロスも考えられます。
ダウンタウン~チャイナタウン観光
これは、1時間半程度タクシーを借り切って観光する方法です。
ダウンタウンのカメハメハ大王像、イオラニ宮殿を車窓から眺めてチャイナタウンに行き、おしゃれなブテックに1、2店停まってもらう、というようなプランです。
「オアフ島に寄る時間がなかったけど、どうしても観光しておきたい」というような場合によいでしょう。
実質1時間の価値は考え方次第
ここまでご覧いただくと、
乗り継ぎ時間が4時間でも、移動往復に1時間、空港チェックインが2時間前なので、3時間程度はロスになってしまう…ということを、改めて感じられるかもしれません。
1時間のために、タクシー代と(時間内に戻る)スリルを観光やショッピングにかけるには、結局はそれをする価値があるか?ということにかかってきます。
例えばタクシーに100ドル使ってお得な買い物をするより、空港内のDFSでものんびり選んでよいお買い物ができるかもしれません。反対に、どうしても見たかったものが見れて、よかった~と満足するかもしれません。
もし、飛行機の乗り継ぎ時間が5時間だったら、2時間ほどの余裕があります。もっと楽しめて、出掛ける価値もありそうです。4時間なら、バタバタ慌ただしいのを覚悟しておいたほうがよさそうです。
時間短縮のキモはタクシーにあり?!
ここまで考えてみると、乗り継ぎ時間を利用して観光や買い物に出掛けるには、タクシーの選別と確保が大事なことに気づきます。
時間が短い場合には特に、こんな条件を満たしてくれる会社を選びたいものです。
- 信頼できるタクシー会社
- できれば日本語を理解できる人
- 空港の行き帰りまでしっかりと送り届けてくれること(貸し切り希望)
- 交通渋滞など道路状況に精通した人
ハワイでは流しのタクシーはありません。
ホノルル空港では、メインターミナル(インターナショナル・ターミナル)の個人到着口を進んだ中央分離帯に、タクシー乗り場があります(黄色のサイン)。手配してくれる人がいますが、キホン英語だし、条件を満たす人を探すのはムズカシイ…。
ハワイには、日本語が通じたり、日本人に対して馴染みのあるタクシー会社がいくつかあります。
ひとまず、リンクや情報などを記載しましたが、信頼性、システムや料金などはしっかり下調べしておくようにしてください。
リンク→リャーリーズタクシー
ハワイにはドン・キホーテなどの店頭で手に入る「日刊サン」という地元情報誌があります。ここには日本人向けのタクシー会社の広告が載っています。2017年4月13日号の広告から3社をピックアップしてみました。
HANA タクシー&ツアー
日本語OK
電話 808-955-2255
LINE ID: hanataxi
ワイケレ往復100ドル、チップ込み
コアタクシー
日本語OK
電話 808-944-0000
LINE ID: Koataxi
ノーチップタクシー
メーター料金制、チップ不要
日本語OK
電話 808-945-7777
ハワイのタクシーは、日本のタクシーとは違って高いように感じられるかもしれません。
例えば、「空港~ワイケレ往復と、1時間買い物するから待っていて」というような利用だった場合、推測ですが80ドル~100ドル程度はみておいたほうがよいでしょう。ご利用の際には料金、帰りの迎えなどきちんと打ち合わせのうえ、ご納得されてからお手配ください。
乗り継ぎ便の荷物はスルー?搭乗券は?
ここまで、飛行機の乗り継ぎ便の時間の外出について見てきました。
ここからは、乗り継ぎの際の荷物やチケットについてのお話です。最初に仮定したハワイアン航空の便で、流れを追って解説します。
1.コナ空港へチェックイン
コナ空港でチェックインの手続きをします。チェックイン時に、預け入れ荷物は「羽田までスルー」になることを確認します。荷物の半券をもらったら、終点が羽田になっているのを確認しておきましょう。
この時点では、ふつうハワイアン航空では、ホノルル→羽田の搭乗券は発行されません。
2.ホノルル空港着
ここで乗り継ぎ時間をホノルル空港で過ごすなら、何もする必要はありません。搭乗開始時刻までに搭乗ゲートに行くだけです。
手元に「ホノルル→羽田」の搭乗券がないぶん不安に感じるかもしれませんが、ゲートで搭乗券をくれますので大丈夫です。
不安な場合には、早めにゲートに行って係員に話すとよいでしょう。
3.乗り継ぎ時間に外に出る場合
コナ空港からホノルル空港に到着。ターミナルビルから下へ行くエスカレーターに乗り、1階に着いたら外へ出られます。
パスポート、eチケット、預け入れ荷物の半券をしっかりもっておきましょう。
また、タクシーなどの支払いを早く済ませるためにはドルの現金をもっていたほうが時間の節約になります。
4.観光後、ホノルル空港でチェックイン
観光を終え、ホノルル空港に戻ってきます。ハワイアン航空へ行き、チェックイン。ここで「ホノルル→羽田」の搭乗券を発行してもらいます。
続いてレントゲン検査に進み、搭乗ゲートへ向かい、飛行機に乗ります。
出発2時間前には必ず戻ること!
乗り継ぎ時間で観光やショッピングで外に出ても、必ず2時間前にはホノルル空港(今はダニエル・K・イノウエ空港、ね)に戻ってくださいね!!
特に、ハワイアン航空は一日の便数が多く、チェックインカウンターはいつも混雑しています。もう、インターアイランド・ターミナル自体が、到着やら出発やらで、人がいつもいっぱいなんです。
無事にチェックインした後も、レントゲン検査の列に並ばなければなりません。並んでいる途中で時間になっても、日本の空港のように「◯◯便にご搭乗の◯◯さま~」なんて探してくれません。
2時間前に空港へ行く、もう一つの理由に、搭乗開始時刻の早さがあげられます。
ハワイアン航空の日本行き、搭乗開始は約50分前からです。搭乗ゲートが遠いと、歩いて10分くらいかかってしまいます。(これだけで、もう1時間!)
一般に、外国系の航空会社は時間にキビシイ・・・。(自社機が遅れても補償はないのに、こちらが遅れると載せてくれない、、、)
ハワイアン航空会社は、飛行機出発の15分前にはゲートが閉まっちゃったりしてます。
ホント、外国系のエアライン、搭乗開始時刻が早くて、お客さんが揃ったら早めに出ちゃうんですよね~。
まとめ
いかがでしたか?
ハワイ島やマウイ島、カウアイ島など離島からの帰りで、ホノルル空港を経由する場合の乗り継ぎ時間についてご紹介してみました。
乗り継ぎ時間で空港の外に出るのは、
●トランスファーが最低でも4時間あること(5時間以上が望ましい)
●タクシー代がかなりかかるため、「それだけ払っても外にでる価値があるか」ということで考えられたらよいと思います。
観光やショッピングのために空港から一旦外に出る場合には、
●タクシー会社の選別、予約をしっかりと行い、待ち合わせの目印なども決めておき、
●パスポートやeチケット、搭乗券、荷物の半券など、必要なものをしっかり持ち、
●出発の2時間前に空港にホノルル空港(現・イノウエ空港)に戻る、ようにしましょう。
基本的には海外では全て自己責任、ということを頭の片隅においておきましょう。
「いろいろ考えたけど、乗り継ぎ時間はホノルル空港にいるわ~」という場合には、こちらがお役にたつかもです♪
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ホノルル空港の案内図!出国ロビーの免税店・お土産・レストランほか
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
あなたのハワイの旅が、たくさんのステキな思い出で満たされますように\(^o^)/\(^o^)/
また、離島に滞在していて、「日帰り、または1泊してホノルルで過ごしたい~」という場合の方法について、後日また記事をアップしたいと思います。
またサイトに訪れてくださると嬉しいです(^-^)♪
(調査日2017年5月20日)